この出会いがキャンプだね
自然の森ファミリーオートキャンプ場 2000,7

交通費をケチって、近場でキャンプをすることにした。
能勢なら高速を全く使わないでも1時間強でたどり着くことが出来る。

R176からR173へと北上していく。所詮大阪府下なんだから、「自然の森」なんて言っても大したことないやろ、とタカをくくっていたのだが…。
着いてびっくり。これまで行ったどのキャンプ場よりも
自然の中にあるではないの!!
前回の東はりまがあまりにも無惨な印象だっただけに、目から鱗の好第1印象。
なにか楽しそうな予感…。

「予約してくれてるぅ〜?」とちょっと
とっつきにくそうなオッサンが声をかけてきた。
どうやら管理人(オーナー)の方らしい。
しかし、1〜2分話をしたら<なんや、
きのええおっちゃんやんか>ということがわかる。

サイトを指定してもらい、早速設営。
何せ7月。汗だくになりながらもビール片手に、過去最短の設営時間。ん、なかなかやん。
と、その時後方から「結構早く立てられたね」とおっちゃんの声。
おっちゃん曰く、設営に30分以上かかっているところは設営の手伝いに行くとか。
さっさと設営をして、その分しっかりと自然の中で遊んでほしいとの思いからその様にするそうです。

さて、設営もおわり例によってプシュータイム。夕方が近づくにつれあたりの風の温度が変わってくる。
大阪というのに、心地よさ満点。暫し時間遅れの
シエスタ
夕飯はいつものように面倒でないバーベキュー。今回の火興しはカンペキ。
隣のサイトでは、おっちゃんがお客さんと一緒に談笑しながらバーベキューをしている。
夕食をすませた頃におっちゃんから声がかかり、いまから「ミニコンサートするんで聞きに来ませんか」とのこと。
音楽を聴くのもするのも好きなPuu一家はほいほいとついていく。
そこにはガットギターを抱えたおじさん(?)とおねえさん。 先ほどおっちゃんと一緒にバーベキューをしていた人たちだ。

静かにギターのデュオが始める。「イパネマの娘」だ。
自然の空気の中に吸い込まれていく
ギターの音色
何とも言えず、森の空気にギターの音色が似つかわしく、時の過ぎるのを忘れさせる…。

ギターを弾いているおじさんは丸山さん、おねえさんは、はるちゃん。
ギター奏者でもあるが、
日本でも数少ないブラジルの民族楽器“ビリンバウ”の奏者だそうです。
また、ビリンバウだけでなく、世界各国の民族楽器をランクルに満載して日本全国を演奏して回っているとのこと。丸山さんとはるちゃんについての詳しいことは、自然の森ファミリーオートキャンプ場のホームページを見て下さい。

さてミニコンサートであるが観客はおっちゃんと我々家族のみ。演奏だけにとどまらず、いろんな話を丸山さんから聞かせていただき、とても印象深い一夜となりました。
翌日にはその民族楽器を多く使っての丸山さんの
ソロコンサートを独占してしましました。

民族楽器を多数操っていても、決して日本のわびさびを忘れることのない丸山さん。
   “蝉がみんみんとやかましく鳴く森の中を「
静かだ」という、
     それが日本人のわびさびの感覚のひとつなんだ”
そんな言葉が印象に残っています。

めっちゃきのええおっちゃん。丸山さんとはるちゃん。
この出会いがキャンプだね

カメラをもっていくの忘れました。写真はありましぇん。